2012年5月24日木曜日

宇宙戦

僕と同じ疑問を持つ人は多いと思うが。

先ず、僕の世代には多いが、僕もガンダム好きである。
ガンダムに限らずロボット物のアニメは娯楽として見ていれば楽しめるしそれでいい。だけど、ちょっとでもおかしな所をツッコみ始めたら見ていられなくなる。そりゃフィクションだもんね。

遠距離の敵を攻撃できるビームライフルがあるのに、(例え弾切れがあるにしても)ビームサーベルで戦うなんてないだろうと。ましてやパンチやキックなど。そもそも兵器が人型である必然性は無い。合理性を考えたら球体で全面攻撃出来た方が宇宙ではメリットがあるように思えるのだがどうだろう?
だけど、そういうことを言い始めたらリアリティだけを追い求めた作品になってしまう。娯楽に余計なツッコミを入れるのは野暮だ。

そうは言いながらも、不思議に思っていることはある。
実は一番不思議なのは上下感なのだ。これはロボット物アニメに限らず。
そもそも宇宙で上下もへったくれもないのに艦隊が出ると皆上下を揃えて並んでいる。船の数が少なければ水平に並んでいたりする。「宇宙の海は俺の海」などと勝手に己の領地を主張する海賊もいるが、例え宇宙をウミと呼ぼうがソラと呼ぼうが、宇宙に水平線などない。水平に並ぶのは妙だろう。

そして、それ以前の問題として。宇宙船が海を行く船と同じような形をして上下があることが妙ではないか?いや、地球と宇宙を行き来する船ならばその形状に合理性もあろうが、宇宙専用であれば六角柱や八角柱のような形で各面をカタパルトにしたほうが合理的ではないか?

そしてロボット。人型なのはよいとして、敵味方がご丁寧に足の位置合わせて上下向き合わせて戦う必要がどこにあろうか?向きは360度任意の組み合わせで。そもそも平行に向かい合う必要もない。

で、こういうことは誰でも考えることで、なぜアニメにせよ映画にせよそうなっていないのか?を考えてみたら、視聴者に違和感があるからではないか?という結論に至った。
重力のある、上下のある世界で生活している者がそれらを全く排した世界の映像を見せられても違和感があるのでは?
そう考えると、上下のある映像は大事だなぁと思えてくる。そして、宇宙なのに重力を感じさせるような演出も納得。やはり足のある方に重力を感じないと違和感があるのだろう。

とはいえ、無重力、顔や体の向き含めXYZ方向360度自由に動き回る映像ってのも見てみたい気がする。

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